ノバスコシア州の規制の緩和(2021年6月)

ノバスコシア州は、2021年4月末から新型コロナウィルス陽性者数が急激に増えたことによってロックダウンとなっておりましたが、先週金曜日のニュースでHRM(ハリファックス近郊)及びシドニーの2学区以外の小中高校が6月2日(水)より対人式の授業に戻るとの発表がありました。

その際、ニーズの高い生徒のみを対象にHRMやシドニー地区でも対人授業を許可すると言われていましたが、今朝のCBCニュースによると、1日遅れの3日(木)からこれらの地域も対人授業が始まるとのことです。

対人授業で学年最後の月が終えられる事は、生徒たちにとってとても有り難い事です。

その他発表された内容は、在モントリオール日本国総領事館からメールで届きましたので、そのまま転写させて頂きます。

5月28日、ノバスコシア(NS)州政府は、5段階からなる規制緩和計画を発表しました。ポイントは以下のとおりです。なお、フェーズ1の後、次のフェーズへの具体的な移行時期は、感染状況、医療体制、ワクチン接種率等を考慮し、今後決定されるとのことです。

【フェーズ1(6月2日より)】
*ワクチン1回接種率が州人口の50%
・私的な集まりは屋外10人(固定メンバー)、屋内は世帯メンバーのみ可能に。
・レストランのパティオ営業再開可能に。テーブルの間を2メートル離し各テーブル10人まで。飲食時以外はマスク着用。
・ハリファックス、ケープブレトン地域を除く州地域間の往来が可能に。
・ハリファックス、シドニー地域を除く地域の学校での対面授業が再開。
・全ての小売店は定員の25%で再開可能。
・冠婚葬祭は司祭者を除き屋内5人、屋外10人まで開催可能、ただしレセプションは不可。
・スポーツの練習は屋外で10人まで対人距離・マスクなしで実施可能、ただし試合は不可。
・スポーツジム、レクリエーション施設は屋外10人までのグループプログラム、屋内1対1の個人プログラムは実施可能に。
・対人サービス業の再開可能。ただし予約制。マスクを外す必要のあるサービスは不可。

【フェーズ2(フェーズ1の2~4週間後)】
*ワクチン1回接種率が州人口の60%
・州内の移動制限を解除。
・州外からの季節居住者と移住者の入州を許可。ただし14日間の自主隔離あり。
・私的な集まりは対人距離なしで屋内10人、屋外25人まで可能に。
・スポーツジムは定員の50%で営業可能に。
・対人サービス業はマスクを外す必要のあるサービス含め全面再開可能。ただし予約制。
・美術館、図書館は定員の25%までで開館可能に。
・スポーツの練習は屋内10人または屋外25人まで、対人距離・マスクなしで実施可能。ただし試合は不可。
・会合、トレーニング、クラブ活動は対人距離を確保の上、屋内10人、屋外25人まで再開可能。
・レストランの屋内飲食スペースが再開可能。各テーブル10人まで、飲食時以外はマスク着用。
・全ての小売店は定員の50%で営業可能に。

【フェーズ3(フェーズ2の2~4週間後)】
*ワクチン1回接種率が州人口の65%
・アトランティックバブル(他の大西洋州からの隔離なしの入州)を再開。ただしワクチン接種状況、コロナ検査、他州の感染状況による。
・大西洋州外からの入州を許可。ただし14日間の自主隔離あり。
・屋内での私的な集まりは、対人距離なしで世帯メンバーに加え10人まで可能に。
・スポーツジムは定員の75%で営業可能に。
・レストラン営業時間は0時まで延長可能。
・全ての小売店は定員の75%で営業可能に。
・スポーツの試合、アーティストの対面パフォーマンスを再開。
・イベント等集まりでの上限人数を引き上げ(詳細未定)。
・対人サービス業は全面再開が可能に。

【フェーズ4(フェーズ3の2~4週間後)】
*ワクチン1回接種率が州人口の75%
・大西洋州外のカナダ他州からの入州を許可。ワクチン接種状況、コロナ検査、他州の感染状況により隔離義務付けが決定される可能性あり。
・私的集まりは対人距離なしで屋内25人、屋外50人まで可能に。
・全ての小売店は定員のフル営業が可能に。
・イベント等の集まり上限人数を引き上げ(詳細未定)。

【フェーズ5(フェーズ4の2~4週間後)】ワクチン2回接種率が州人口の75%
州境制限や各種衛生規制を緩和。集会可能人数を引き上げ。

【州政府HP】
https://novascotia.ca/coronavirus/docs/reopening-safely-with-COVID-19-plan-overview.pdf